昨晩は仕事から帰ったらブログを更新しようと考えていたのですが、仕事の終わり直前に会社のサーバがダウン。
作業途中のコンピュータが使用不可になってしまい、えんえんと復旧を待つことに・・・
結局帰宅できたのは夜中になってしまいました。
ブログ更新のモチベーションも下がりまくり(泣)
・・・と言うことで、一日遅れの更新です。
さて。
前回悩みに悩んだGM台車からの集電法ですが、とりあえずこんなカンジになりました。
前もって断っておきますが、この方法はメリットがある反面かなり重大なデメリット(となりうる要素)を内包しています。
なのでマネをされる方は自己責任ということでお願い致します。
と言うか、これはまだ暫定的なものとしてとらえてください。
今後もっと効率よく且つ簡単に集電できる方法が見つかれば、いつでもそちらへ変更をかける予定です。
まずは前回も紹介したGMの集電板セットの中の台車集電板に手を加えます。
図の上のものがノーマル状態ですが、赤・黄の線で折り曲げて下のものの様に変形させます。
余ったカプラースプリングを集電用スプリングとして上の写真の様に組み合わせて使用します。
次に台車枠から車輪を外して枕ばり部分に穴を開けます。
簡単な図ですが・・・
赤い丸の部分に穴を開けます。
集電用スプリング(カプラースプリング代用)が通る程度の穴を開けました。
ピンバイスでφ0.8mmのドリルを使って3つほど穴を開けて、デザインナイフで大きくし、キリ状のダイアモンドヤスリで整形しています。
最初に加工した集電板をあてがいながら現物合わせで整形しました。
集電板が軽くはまる様に穴の開き方を調整しましたが、キツキツにした方が良いのかゆるゆるにした方が良いのかは良くわかりません。
ちなみに集電板の上方に突き出るツメ部分はこの台車枠に開けた穴の真ん中を通るのではなく、中心ビスを通す穴寄りの内壁に当たるような感じになります。
穴を開け終わった台車枠です。
集電用のカプラースプリングがギリギリで通る大きさの穴です。
この台車枠の裏側から先ほど加工した集電板を上の写真の様にはめ込むわけですが、実際は先にスプリングを台車枠の穴にはめ込んでから集電板をはめ込みました。
スプリングと集電板がはまったら車輪をはめ込みます。
車輪の絶縁部分は揃っていなくても大丈夫なはずですが、万が一を考えて揃えてはめ込みました。
これで完成。
見ておわかりと思いますが、車軸から集電するのではなく車輪そのもの(しかもレール接触面と同じ部分)から集電することになります。
当然車輪と集電板の接触具合は一発でOKなわけはなく、何度か解体しては集電板の曲げ具合を再調整しました。
もちろんのことながらあまり強く集電板が車輪に接触してしまうと走りませんので注意が必要です。
で、これで十分最初のお断りの意味が理解出来たと思いますが、この方法はヘタをすると車輪の走り性能そのものを劣化させる可能性を秘めています。
キツく締めれば車輪が転がらず、弱すぎれば集電不良が起こるかもしれません。
集電板接触面の小さなスパークによる車輪の汚れも通常の倍で進行しそうなので、メンテナンスもこまめにしないといけないと思います。
しかしデメリットばかりでもなくいいこともあります。
集電板をうまく曲げると、真横から台車を見た時に集電板が一切見えません(車体と台車の間の集電バネは別ですが)。
それと同じ径の金属車輪ならどのメーカーのものでも使用可能です。
例えば黒染め車輪に交換したい場合、KATOの片絶縁車輪でも中空軸車輪でもTOMIXの車輪でもOKのはずです。
まだ実際に通電テストを行っていないのでなんとも言えませんが、うまく通電できる様ならこの方法は我が鉄道のスタンダード工法となるかもです。
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