ブログのタイトルに「初心者モデラー」と謳っているワケで、当然僕の工作には失敗も多々あります。
いや僕だけではなくて、世に数多く存在するモデラーのみなさんもきっとたくさんの失敗を重ねていると思います。
あるいは数知れない失敗を乗り越えて来た・・・と言い換えるべきでしょうか?
僕の場合はまさに現在進行形で失敗に次ぐ失敗を繰り返している最中であり、まだとても「乗り越えた」とは言えないのですが・・・
ウデの良いモデラーさんは失敗の経験から多くを学び、スキルアップに繋げている。
または例え失敗してもうまくリカバーする方法を経験から会得している・・・と言ったところじゃないかと思います。
えー何を言いたいのかと言うと、つまりは僕の今現在の「失敗」はいずれ模型工作のウデをアップするために必要不可欠な要素なのだと言いたいのです。
それでこのブログでは成功例のみではなく、見事に失敗した例も赤裸々に公開していっちゃおう!と思ったワケです。
そうすることで自分自身が失敗に至るプロセスを再確認し、次に活かせる材料とすることができるし、僕と同じく模型工作の初心者の皆さんにも勇気を提供できるのではないかと・・・(笑)
そこでブログ記事のカテゴリーに「鉄道模型(工作失敗編)」と言うのを新たに設定しました。
前置きがかなり長くなりましたが、その記念すべき第一回目・・・。
先日購入したKATOのナハ10形・特急「かもめ」後期編成のプチ加工の失敗をお送りしましょう。
「失敗編」でございます!お間違いの無い様。
みんなはマネしちゃダメだZE。前回の「かもめ」の記事にも書きましたが、ライト点灯時にヘッドマークの上端に影ができることが気になって仕方がなかったので、何とかしようとプチ加工に乗り出しました(乗り出してしまいました)。
写真の様に上回りを完全に分解しました。
ここまできて気づきました。
ヘッドマーク部は妻面と構造的に一体なのかと思っていたらなんと簡単に外せました。
ボディを分解することなく静かに引き抜くことで外すことが可能だったのです(まぁこれは「失敗」とは思ってませんが・・・分解することで構造を知る・・・必要なことです)。
ヘッドマークもマーク部分と基部とに分解可能です。
基部の裏側の光を通す四角い「穴」から爪楊枝などで静かに押し出せば簡単に外れます。
外れ癖が付いちゃった場合は少量のゴム系ボンドで固定すればOKです。
(ちなみにこの写真の基部部分はマークに対して向きが天地逆ですね)
ここまで来たら後は簡単。
ライトの光の到達を邪魔しているとおぼしき部分を削り取ってしまいます。
簡単な加工ですねー。
って、この記事のネタが「失敗編」だと言うことを忘れないで下さいね。で、これを元通りに組み直して早速通電してみたら・・・
あ、あれ?
最初と変わらずマークの上端が暗いまま・・・。
しかも削り取った部分から光が車内側にわずかにもれる始末・・・。
そうです、このヘッドマーク裏の遮蔽部分は車内側への光もれを防ぐ役割があったのです。
しかも光自体がヘッドマークよりもスリムな部分から照射されているので遮蔽部分を削っても光具合に変化はないワケで・・・
ヤラレました。
やはりこの案件はスルーすべきものだったんですね(笑)
このヘッドマークはあとでプラ板か何かで塞ぎ直すことにします。
ヨカッタ・・・もう一つのヘッドマークを加工してしまわなくて・・・
▲プチ加工を施したヘッドマーク。暗くてわかりづらいですが、車内側に少し光がもれてます。
▲ノーマルのヘッドマークを装着。上の写真と比べると一目瞭然、光がもれてない。
※このふたつの写真は光の感度をかなり上げています。実際はあまり目立たない程度の光もれですヨ・・・
ちなみに透明なプラ棒を削って整形して光源側からヘッドマーク内に収まる様にした導光材を作成してみましたが、やはりうまくいきませんでした。
完敗でございます。
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