少し前の話になりますが、こんなものを購入してしまいました。
「ばたでん」の3000系です。
元南海21000系「ズームカー」ですね。
そもそもこの車輌は鉄コレ第3弾にてだいぶ前に発売されています。
そちらも我が鉄道には入線してるんですが・・・
実は一畑の3000系(と言うか種車の南海21000系)には、大きく分けて2タイプの形状の車輌が存在しています。
種車南海21000系の第4編成以降の車輌(21007以降の車番が該当)は乗務員扉の上辺が客窓の上辺よりも高い位置にあり、それよりも前の車輌は双方の上辺が一直線上に並んでいました。
南海21000系の先頭車を2輌×4編成分譲渡された一畑電車にもこのふた通りの形状の車輌が存在しており、前回の鉄コレ第3弾の一畑3000系はそれぞれの上辺が一直線上にならんだもの、今回発売のオープンパッケージ版は乗務員扉の上辺の方が高い位置にあるもの・・・となっています。
↑上が鉄コレ第3弾版、下がオープンパッケージ版です。
↑左が第3弾版、右がオープンパッケージ版・・・
乗務員扉上辺と客窓上辺の位置がそれぞれ違っています。
要するに今回のオープンパッケージ版は金型を替えて形状の違いを表現しているわけですね。
なので「第3弾版を持っているから、今回は買わなくてもいいや」と言うわけには行かなかったと言うわけですよ・・・(笑)
ところで、一畑3000系と南海21000系の車番の対応を調べてみました(たぶん合ってると思いますが・・・)。
南海21000系 一畑3000系
「モハ21009」「モハ21010」 → 「デハ3005」+「デハ3015」
「モハ21013」「モハ21014」 → 「デハ3006」+「デハ3016」
「モハ21011」「モハ21012」 → 「デハ3007」+「デハ3017」
「モハ21005」「モハ21006」 → 「デハ3008」+「デハ3018」
青の表記が南海21000系の第4編成以降になるので、乗務員扉上辺が客窓上辺よりも高い位置にあるものです。
対して赤い表記が双方の上辺が一直線にならんだものです。
と、ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが・・・
実は第3弾版の一畑3000系は車番が実車と異なるということになります(私も今回調べていて気づきました)。
上辺一直線車(ヘンな命名ですが気にしない)は、データからすれば一畑には「デハ3008」+「デハ3018」の一編成しか存在しないことになりますし、ネット上で簡単に検索できる実車の写真を見てもまさにその通りであることが判ります。
よってより実車通りのコレクションを目指す方は第3弾版の車番を変更する必要があるわけですね。
以下、第3弾版と今回のオープンパッケージ版の違いです。
↑左が第3弾版、右がオープンパッケージ版
オープンパッケージ版には妻面窓下に機器箱が付いています。
実車の種車、南海21000系第4編成以前と以降でこの機器箱のあるなしが分かれるのか、残念ながら調べがつきませんでした。
あるいは一畑にて新設されたものである可能性もあるかもですが・・・
あと、模型的には妻ドアのあるなしの違いも見受けられますね。
↑手前が第3弾版、奥がオープンパッケージ版
屋根上の機器も一部配置が異なります。
これも種車の第4編成を境とした違いなのか、一畑のみでの違いなのか不明です。
↑左がオープンパッケージ版、右が第3弾版
おでこ部分の塗りわけ形状が少し違っています。
これは種車は関係ないと思いますが、実際の一畑電車でどうなっているのかは不明です。
できれば島根在住の方、とりわけ宍道湖周辺や出雲大社近辺在住の方はレポートしていただけると(私が)大喜びです(^^;
と、言うかこの3000系は来年あたりから順次新車両に置き換えが始まるそうなので、調べられるのも今しかないものと思われますが・・・。
あと、こんなものも実は購入してます(笑)
気動車が大好きなので、なにも考えずに購入に踏み切ってしまいました。
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