購入してから結構間が開いてますが、KATOのD51北海道形と同・ギースルエジェクター装備機の2輌が入線してます。
機関車の場合はいつも2輌ずつ購入などというバカなことをやっているのですが、今回は資金繰りが難しくて各1輌ずつの購入となりました(笑)
KATOのファインスケール版D51はすでに標準形なども発売されていて、今回の北海道形も全体のバランスや細かな作り込みなど、こなれた感じの仕上がりになっています。
どうしても比べてみたくなりますよね?
一番右がリアルラインのD51-710号機。
真ん中が今回のKATOの北海道形。
一番左がKATOのギースル装備機です。
基本的にはこれらは並べてもどれがどうだと言うこともなく、それぞれによく作り込まれた製品だと思います。
リアルラインのD51の全長(もちろんテンダーも含んで)が若干KATO製よりも長いくらいで、並べて置いていても違和感は感じられません。
あえて言うなら、リアルライン製のD51は煙突形状がただの筒状で、シンプル過ぎる印象を受ける・・・と言ったところでしょうか。
その煙突形状ですが、KATOの両機の煙突形状の比較です。
左が通常の北海道形、右がギースルエジェクター装備機です。
通常の方の煙突には回転火の粉止めが装着された状態が再現されています。
全体の形状もリアルライン製より実感的ではないでしょうか?
ギースルエジェクター装備機の煙突は独特な細長い扁平形状をしています。
蒸気機関車には、煙室(ボディ上部にある巨大な筒状の構造体の先端部分)内の煙突真下あたりに「ブラスト管」と呼ばれる部品が内臓されていて、ここからいらなくなった蒸気の一部を真上へ向けて吹き出すことで、煙室内の煙を煙突から高々と外へ吹き出す仕組みになっています。
ギースルエジェクター装備機は、このブラスト管が細い7つの管になっていて、それが一直線に並んでいるので煙突形状もこのようになっているのだそうです。
これを装備するとどうなるかと言うと、原理的なものは私も詳しくありませんが、要するに燃焼効率が良くなって燃費の向上が期待できるのだそうです。
実際には勾配区間以外では目を見張る様な効果はなかったとも言われていますが、北海道ではテスト走行時に10%近くも燃料節約効果があったと言うことで、追分機関区所属のD51にはこれを実装したものがたくさんあったようです。
全く同じ構図にはなりませんでしたが、上はKATO製の北海道形、下はリアルライン710号機のボイラーまわりです。
どちらもそれぞれに若干の形状の違いはあるものの、どちらも細密感があって十分な表現だと思います。
リアルラインの710号機は、この期に及んでようやく後付けパーツを取り付けました(笑)。
テンダーの石炭だけまだですが、視力の悪い目を(老眼か?)ショボショボさせながらなんとか取り付けましたが、写真を見るとあまりうまく付いてないような気も・・・(><;
ところで、このパーツ取り付け作業中に710号機の破損箇所を発見。
KATOのD51の入線報告記事にどうかとも思いますが、一応コチラも載せておきます。
ボイラー脇のハンドレールのアップです。
破線の丸印にあるはずのハンドレール取り付けステーが根元から折れていて、右の方(実線の丸印)にぶら下がっております(泣)
よく調べてみたら非公式側も別の位置のステーがひとつ同じ状態になっておりました。
実はこの一番最初に発売されたリアルライン製品は、同部品がプラ製で、破損しやすいのだそうです。
その後の再生産品やこれ以降に発売された製品には、ここに金属部品が使用されていて強度が増しているそうなのですが、初期製品はこうなってしまうケースが多いようです。
一応銀河モデル製の割りピンを購入してあるので、いずれはそちらに交換したいところですが、このD51を無事に分解する自身がなくて、今は保留中の状態です(笑)。
ファインスケールのD51は、KATO製・リアルライン製をとりまぜて相当数が在籍しています。
いつの間にこんなにたくさん入線したんだ・・・って感じですが、まとめて並べるとかなり壮観ですね。
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